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コラム · 肌の施術 ·

ニキビの治し方、セルフケアで改善しないときは?

今回の記事のまとめ

  • ニキビは、皮脂や角質が毛穴をふさぎ、炎症が起こることでできます

  • スキンケア製品だけでは原因を取り除くのが難しいことが多いです

  • 手で潰すと炎症が悪化し、跡が残りやすくなります

  • 繰り返すニキビや、赤く硬いニキビは、クリニックでの治療を考えるタイミングです

こんにちは。ダテナクリニックです。

化粧品を替えたり洗顔方法に気を配ったりしても、同じ場所にニキビが繰り返しできてしまう――そんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

スキンケアだけでケアしきれない場合、製品が合わないというよりも、ニキビができる仕組みそのものを理解する必要があります。

特に手で直接つぶしたり無理に押し出したりすると、かえって炎症が広がり、跡(瘢痕)につながることがあるため注意が必要です。

今回は、ニキビができる仕組みから、セルフケアで改善しないときに確認すべきポイントまでをまとめてご紹介します。

1. スキンケアだけでは治らない理由

化粧品の補助的な役割と、処方治療による原因へのアプローチを比較したニキビ治療のインフォグラフィック
化粧品は肌環境を整えるのに役立ちますが、繰り返す炎症性ニキビには、状態に合わせた治療の相談が必要になる場合があります。

市販の化粧品の多くは刺激を抑えたり、油分・水分のバランスを補助したりする役割にとどまり、ニキビを引き起こす根本原因までコントロールする成分は含まれていません。

臨床的に効果が証明された成分の多くは医薬品に分類され、医療機関での処方を通してのみ使用できます。

そのため、炎症性ニキビや繰り返すニキビは、化粧品を替えるだけでは改善しないケースが多いのです。

ケア方法を変えても同じ場所にニキビができ続けるなら、ケアのやり方よりも原因そのものを見直す必要があります。

2. ニキビができる仕組み

皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まりから炎症へと進むニキビ発生の3段階を示した図
皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、炎症反応が重なってニキビができる過程を3つの段階で示しています。

ニキビは、皮脂腺で皮脂が過剰につくられ、皮脂の出口である毛穴が詰まることから始まります。

毛穴が詰まった状態でニキビの原因菌が増殖すると炎症反応が起こり、その過程で赤く腫れたり膿がたまったりするニキビへと進行します。

皮脂腺が集まっている顔、首、胸、背中、肩にニキビができやすいのもこのためです。

皮脂分泌、毛穴の詰まり、炎症という3つの条件が重なる状況を理解すると、ケアの方向性を決めやすくなります。

3. 自分でつぶしてはいけない理由

手でニキビをつぶす様子と専用器具で圧出する様子を比較し、跡が残るリスクを説明した図
手で無理につぶすセルフ圧出と、消毒された環境で行う医療機関での圧出の違いを比較しています。

ニキビを手で無理につぶすと、すでに弱っている皮脂腺の壁が壊れ、かえって炎症がより深く、広く広がることがあります。

この過程で真皮層までダメージが及ぶと、跡として残る可能性が大きく高まります。

一方、医療機関で行う圧出治療は、消毒された環境で毛穴をやさしく開き、専用の器具で内容物を取り除くため、セルフ圧出よりも跡が残るリスクを抑えられます。

すでに膿んでいる状態なら、つぶすよりも先に炎症を鎮める治療を受けるほうが、跡の予防につながります。

区分

方法

跡が残るリスク

セルフ圧出

消毒されていない状態で、手で無理に押し出す

比較的高い

医療機関での圧出

消毒された環境で毛穴を開き、専用器具で除去

比較的低い

4. ホルモンの影響を受けるニキビ

あごや口まわりのニキビが、思春期のアンドロゲンや大人になってからのホルモン変化の影響を受けることがあると説明した図
あごや口まわりにニキビが繰り返しできる場合は、思春期や大人になってからのホルモン変化もあわせて確認できます。

思春期にはアンドロゲン(男性ホルモン)の分泌が増えて皮脂腺が大きくなり、皮脂分泌も増えるため、ニキビができやすい環境になります。

大人になってからも、生理周期やストレス、多嚢胞性卵巣症候群などの要因でホルモンバランスが乱れると、あごや口まわりなど特定の部位にニキビが繰り返し現れることがあります。

このような場合、毛穴ケアや洗顔方法だけでは限界があり、原因となるホルモンの状態もあわせて確認することが必要になる場合があります。

特定の部位にばかりニキビが繰り返しできるなら、一時的な肌トラブルではなく、ホルモン変化のサインである可能性も念頭に置いておくとよいでしょう。

5. 医療機関ではどのように治療するの?

圧出、外用薬治療、光治療、病変部への注射、内服薬など、ニキビの状態別の治療法を並べた図
ニキビの種類や重症度に応じて、圧出、薬物療法、光治療などを組み合わせられることを示しています。

医療機関では、ニキビの状態に合わせて、消毒された環境で行う圧出、炎症を鎮める薬物療法、皮脂分泌を調整する光治療などを組み合わせて行います。

大きく膿んで硬くなったニキビには、少量の薬剤を患部に直接注射して炎症をすばやく鎮め、跡が残る可能性を減らす方法をとることもあります。

ニキビが重い場合は、内服薬による治療もあわせて行い、皮脂分泌や炎症をコントロールすることもあります。

治療方法はニキビの種類や重症度、肌の状態によって異なるため、まずは正確な診断が欠かせません。

6. どんなときに皮膚科を受診すべき?

ニキビが赤く痛む、繰り返す、跡が長く残るなど、受診を検討すべきサインをまとめたチェックリスト
赤く痛むニキビ、繰り返しできる病変、なかなか消えない跡は、肌の状態をチェックすべきサインかもしれません。

ニキビが赤く腫れていたり、触ると硬くて痛む場合は、跡が残る前に医療機関で診察を受けることをおすすめします。

同じ場所にニキビが繰り返しできる、ケア方法を変えても2〜3か月以上改善しないという場合は、セルフケアの限界を超えている可能性があります。

ニキビ跡がすでに赤みや茶色として残っている場合も、放置するほど色素が長く残ることがあるため、早めに確認することが大切です。

症状だけでは状態を正確に判断しにくいことが多いため、今の肌の状態を直接診てもらうことが必要です。

ニキビは皮脂、毛穴、炎症という複数の条件が重なってできるため、スキンケアだけでは解決しないケースが多くあります。

繰り返しできるニキビや、赤く硬いニキビを放置すると跡になる可能性が高まるため、症状が悪化する前に状態を確認することが重要です。

ダテナクリニックでは、院長が直接肌の状態を診たうえで、ニキビの種類や程度に合った治療方針をご案内しています。

医学的監修:カン・ドンヒョン院長(ダテナクリニック)・医療スタッフ紹介:/about.html

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