毛穴レーザーを受けても変わらないなら、毛穴ではなく跡かもしれません

今回の記事のまとめ
毛穴が開いて見えても、原因は皮脂や角質、ハリの低下などさまざまです
でも、広がって見える毛穴の一部は、実はニキビ跡であることが多いんです
原因が傷跡なら、毛穴レーザーやホームケアだけでは小さくなりません
傷跡だとわかれば、治療方法や間隔も毛穴ケアとは変わってきます
「毛穴レーザーを何度も受けたのに、どうして変わらないんでしょう?」
「毛穴を小さくする方法は全部試したのに、まったく小さくなりません。」
このようなお悩みをお持ちの方は少なくありません。
こんにちは。ダテナクリニックです。
広がった毛穴のために、化粧品やホームケア、さらには毛穴レーザーまで、さまざまな方法を試してこられた方が多くいらっしゃいます。
ところが、こうした方法を続けても小さくならないのであれば、実際には毛穴ではなく、ニキビの後に残った傷跡であるケースが少なくありません。
毛穴と傷跡は見た目こそ似ていますが、肌の内部で起きている変化はまったく異なるため、どちらの状態かによって必要なケアや治療の方向性も変わってきます。
1. 毛穴が広がる本当の原因

毛穴が広がって見えるのには、いくつかのはっきりした原因があります。
最もよくある原因は皮脂の分泌量です。
皮脂腺でつくられる皮脂が増えると、それを排出する通り道である毛穴の入り口そのものが広がる方向へ変化していきます。
洗顔後、数時間もしないうちに顔がテカりやすい方は、皮脂分泌が毛穴の広がりに影響している可能性が高いです。
さらに角質が毛穴の入り口にたまると、皮脂がスムーズに排出されず、毛穴がより目立って見えるようになります。
年齢とともに自然に進む変化もあります。
毛穴の周りを支えるコラーゲンやエラスチンは、一般的に20代半ば以降から少しずつ減り始めます。この組織が減ると、毛穴が下に引き伸ばされるように広がって見えるようになります。
加えて、紫外線を浴び続けたり、スクラブや鼻パックのような刺激の強いケアを繰り返したりすると、毛穴周りの肌のバリアが弱まり、毛穴がさらに広がる方向へ悪化することもあります。
2. 傷跡が毛穴のように見える理由

問題は、こうして広がって見える毛穴の一部が、実は毛穴ではなくニキビ跡だという点です。
ニキビの炎症が深く及んだ部分は、肌の内部のコラーゲン組織が十分に満たされなかったり、傷跡を下に引っ張る線維性の癒着が残っていたりすることがあります。
このように真皮が損傷したり癒着ができたりした部分は、肌表面がなだらかにへこんで影ができ、その様子が広がった毛穴にとてもよく似て見えます。
特に頬やこめかみのような広い範囲に、なだらかにへこんだ傷跡が広がっていると、個々の毛穴が広がっているのか、傷跡によって肌がへこんでいるのかを肉眼で見分けるのは難しくなります。
一方、狭く深くへこんだ傷跡は、サイズ自体は小さく見えても影がくっきりできるため、毛穴よりも目立って見えることもあります。
この2つの傷跡のタイプは原因が異なるぶん、必要な治療方法も異なりますが、どちらも毛穴と見間違えやすい形であるという点は共通しています。
3. 毛穴を小さくする方法では改善しないサイン

一般的に知られている毛穴を小さくする方法は、洗顔、角質ケア、紫外線対策、ナイアシンアミドやレチノール配合の化粧品の使用などです。
こうしたケアは皮脂や角質が原因の毛穴には役立つことがありますが、傷跡が原因の場合は効果を期待しにくいです。
いくつかのサインを見ることで、今の状態が単なる毛穴なのか、ケアだけでは解決しない傷跡なのかを見極める手がかりになります。
まず、洗顔方法を変えて角質ケアを続けても数か月以上ほとんど変化がない場合は、皮脂や角質以外の原因を疑ってみる必要があります。
また、へこんだ部分の境界が丸く均一ではなく、角ばっていたり不規則な形をしていたりする場合は、広がった毛穴というより、炎症の後に残った傷跡である可能性があります。
指で肌を横に軽く引っ張ってみてもへこみがそのまま残る場合は、肌の内部の線維組織が傷跡の部分を引っ張っているサインと考えられます。
こうしたサインが重なって見られる場合は、ホームケアだけで判断するよりも、正確な原因を確認するプロセスが必要です。
4. 毛穴レーザーで小さくならないケース

毛穴レーザーは種類によって、作用する深さや仕組みが異なります。
非剥離型フラクショナルレーザーやトーニング系のレーザーは、表皮と真皮上層に熱刺激を与えて皮脂腺の働きを整え、コラーゲンの再生を促す仕組みで作用します。
この方法は皮脂や弾力低下によって広がった毛穴には効果が期待できますが、真皮の深い層で線維組織が傷あとを引っ張っている場合は、表面への刺激だけではその癒着はほどけません。
つまり、毛穴レーザーを何度繰り返しても、傷あとの部分はそのまま残ってしまう可能性があるということです。
広がった毛穴や傷あとは、一度できてしまうと自然に回復することはほとんどありません。施術を繰り返しても変化がない場合は、レーザーの問題ではなく、そもそも施術の方向性が合っていなかった可能性を考える必要があります。
このような場合は、表面に熱刺激を与える施術よりも、癒着を直接切り離したり、真皮層に再生を促す成分を補ったりする方法を組み合わせる必要があるかもしれません。
5. 傷あと治療の流れと、間隔が人によって異なる理由

毛穴ではなく傷あとだとわかった場合、治療の流れそのものが単なる毛穴ケアとは変わってきます。
傷あと治療は、通常ひとつの施術だけで終わるものではなく、いくつかのステップを組み合わせて進めます。
まず傷あとの下にヒアルロン酸を注入して回復のためのスペースを確保し、傷あとを引っ張っている線維組織を切り離すサブシジョンで、へこんだ部分を持ち上げます。
その後、針を使わず高い圧力で薬剤を真皮層へ直接届ける機器を使い、コラーゲン生成を助ける成分を狭く深い部分まで行き渡らせ、さらに微細な刺激とレーザーを加えて再生反応を高める、という順序で進めることが多いです。
このように複数のステップを一度に行うため、次の回に進む前に、腫れや赤み、刺激による反応が十分に落ち着いているかをまず確認することが大切です。
決まった日付に合わせて繰り返すのではなく、前回の施術部位がどの程度落ち着いたかを見て次の施術時期を決めるため、回復のスピードによって間隔は人それぞれ異なります。
毛穴ケアのように毎週繰り返す方法とは、進め方そのものが違うという点を知っておいていただくとよいでしょう。
6. 毛穴と傷あとの見分け方

これまでの内容をもとにまとめると、以下のようになります。
区分 | 特徴 | 確認するポイント |
|---|---|---|
毛穴 | 表面が丸く、一定の大きさのくぼみとして現れる | 洗顔後に顔がテカりやすいか、角質がたまりやすいか |
広くなだらかに沈んだ跡 | 境界が不規則で、広い範囲がなだらかにへこんで見える | 肌を横に引っ張っても、へこみがそのまま残るか |
狭く深くへこんだ跡 | 小さいながらも影がはっきりできる | 光の角度によって目立ち方が変わるか |
同じ顔の中でも、部位によって毛穴と傷あとが混在していることもあるため、表の基準の一つや二つだけで全体を判断するのは難しいです。

毛穴と傷あとの見分け方を知っておくと、ケアや施術を検討する際の判断に役立ちます。
ただし実際には、一つの部位に二つの原因が混在していることも多いため、目で見て判断するだけでなく、肌の状態を直接診てもらうことが必要な場合もあります。
ダテナクリニックでは、毛穴や傷あとのご相談の際にも、院長が直接肌の状態を確認し、皮脂や弾力、癒着の有無をあわせてチェックしたうえで方針を決めることを大切にしています。
今お悩みの毛穴がケアで解決できるものなのか、別の確認が必要なものなのかは、状態を直接診たうえで判断するのが確実です。
医学的監修:カン・ドンヒョン院長(ダテナクリニック)・医療スタッフ紹介:/about.html
