ケロイドとはどんな傷あとですか
傷が治る過程で線維芽細胞が働きすぎ、コラーゲンが過剰にたまった状態です。もとの傷の範囲を超えて広がることもあり、赤く硬く、かゆみや痛みを伴うこともあります。耳・胸・肩・あごのラインにできやすいのが特徴です。手術や外傷、ニキビのあとに盛り上がった傷あとは肥厚性瘢痕と呼ばれ、治療の考え方は同じです。
ダテナではこのように治療します
傷あとの組織の中に直接ステロイド(トリアムシノロン)を注射し、少しずつ平らにしていく治療が中心です。注射によって線維芽細胞の働きとコラーゲンの生成を抑え、病変を徐々に平らにしながら、かゆみや痛みもやわらげます。注射でケロイドが白く硬くなってきたら、ウルトラパルスCO2レーザーで細かな穴(ピンホール)を密に開け、固まったコラーゲンをほぐします。赤みが強い場合は血管レーザー(Vビーム)を併用します。
通常は4〜6週間おきに複数回受けていただきます。1回でなくなる治療ではなく、続けることが何より大切です。体質によっては再発することもあるため、治療後も経過を見ていきます。注射した部位には数日あざや赤みが出ることがあり、ピンホール部位のかさぶたは5〜7日ほど続きます。
手術の傷あと・縫合の傷あと・外傷の傷あと
帝王切開、甲状腺手術、二重・目頭切開、縫合した傷など、線状に残った傷あとは部分傷あと治療で対応します。傷あとの長さによって区分し、サブシジョン・CureJetで傷あとの下をほぐして薬剤を注入し、必要に応じてピンホールやレーザーを加えます。盛り上がった傷あとは注射を、へこんだ傷あとは再生治療を先に行います。
肉割れ(ストレッチマーク)
肉割れは色によって見分けます。まだ赤い肉割れは血管が生きている段階なので、血管レーザー(Vビーム)で赤みを鎮めながら進行を止めます。白く固まった肉割れはへこんだ傷あとと同じ考え方で、面積を確認したうえで部分傷あと治療(サブシジョン・CureJet・ウルトラパルス)を行います。どちらにあたるかはカウンセリングで拝見して決めます。
ダテナでの治療が難しい傷あと
コインほどの大きさ以上の単一の傷あと、広範囲のやけどのあと、ごく細い切開の傷あとは、改善の幅が小さい場合があります。初回のカウンセリングでどの程度改善が見込めるかを率直にお伝えし、手術による切除のほうが適している場合はそのようにご案内します。

