異物除去注射
Foreign body dissolving injection (intralesional treatment for filler granuloma / foreign material)
過去の違法施術などで注入された成分不明の異物周辺の炎症を鎮め、分解・軟化を促す目的の注射治療です — 完全な除去を保証する施術ではありません。
所要時間10〜20分(一般的な目安・院長の確定前)
麻酔・痛み注射の痛みあり。必要に応じて麻酔クリーム/局所麻酔(一般的な目安・院長の確定前)
ダウンタイムあざ・腫れが数日続くことがあります(一般的な目安・院長の確定前)
回数3〜5回
間隔1か月
持続病変・成分によって異なり、再発の可能性があります
どんな施術ですか
パラフィンや工業用シリコンなど未承認の物質が組織に注入されると、慢性炎症や肉芽腫(硬いしこり)ができることがあります。病変内注射(ステロイドなど)で炎症反応や硬結を和らげ、注入成分がヒアルロン酸と確認できた場合には分解酵素(ヒアルロニダーゼ)を併用することもあります。ただし成分不明の異物は注射だけでは完全になくならないことが多く、病変によっては外科的除去が原則となる場合もあります。
こんな方に
- 異物を注入した部位の硬さ・しこり・炎症・左右差
- 炎症を繰り返し、腫れては引くを繰り返す病変
- 効果:炎症・硬結の緩和、形の改善 — 「完全除去」ではなく「緩和・改善」が目的であることを必ずご説明します
施術の前に
- 注入した物質・時期・施術先の問診(わからない場合が多いことを前提に行います)
- 必要に応じて超音波などで病変の範囲・深さを確認
- アレルギー歴を確認し、酵素の併用を予定する場合は事前のアレルギーテストを検討します
- 期待値をすり合わせるカウンセリングが必須です:複数回の施術が必要なこと、完全には除去できない場合があること、手術をご紹介する可能性があることをご説明します
施術の後に
- 施術部位をこすったり、圧迫したりしないでください
- 腫れ・熱感・痛みが強くなった場合は、すぐにご来院ください(感染の鑑別のため)
- 当日はサウナ・飲酒をお控えください
- 経過観察の間隔をお守りください(反応を見ながら段階的に治療します)
あらかじめ知っておいていただきたいこと
- 注射部位の痛み・内出血・むくみ
- 炎症の一時的な悪化、感染
- ステロイド関連:皮膚の萎縮・へこみ、色素の低下
- 成分不明の物質という性質上、反応の予測が難しいです(効果がない、または限定的な場合があります)
- まれにアレルギー反応
一緒に受けられる施術
- ヒアルロニダーゼの併用(成分がHAと推定・確認される場合)
- 病変が落ち着いた後の、傷跡・肌のキメ改善レーザー(一般論)
- 範囲が広い、または反応がない病変:外科的除去のご紹介(一般論)
「何が注入されたかによって、治療はまったく変わります」「一度で取り出す施術ではなく、段階的に落ち着かせていく治療です」「完全な除去は難しい場合があり、必要に応じて外科的な方法をご案内します」「炎症を繰り返す状態を放置しないことが大切です」
施術の効果や回復期間は肌の状態によって異なります。価格や具体的な回数は、診断後のカウンセリングでご案内します。2026年10月時点の院内資料をもとに作成しています。
